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経済産業省・中小企業庁は2007年版中小企業白書を発表しました。 昨年の中小企業白書は、時代の節目の中で、日本経済と東アジア経済との関係深化、 すなわち、90年代以降急速に進みつつある東アジア経済圏の一体化を図るとともに、急 速な少子高齢化・人口減少社会の到来など、「時代の節目」の中での中小企業の姿と今 後の方向性を分析しました。 今年度は、地域間格差が顕在化している中で、地域資源を活用した浮揚策及び中小企 業が活性化するためには、中途採用で実力ある人材をどれだけ獲得できるかが重要だと 指摘しています。 また、地域資源を活用した支援策として、今年度において講じようとする中小企業施策 も記述しています。 |
| ■ 構成 |
| ◇第1部 「2006年度における中小企業の動向」 日本経済全般の動向、地域、企業規模間の景況感のばらつき、開業・廃業の動向、 事業承継について調査分析を実施。 ◇第2部 「地域と共に成長する中小企業」 「地域」をキーワードとして、地域資源活用の現状とポイント、中小小売業や商店街に 対する期待、中小企業とメインバンクの関係の現状について調査・分析を実施。 ◇第3部 「経済構造の変化にチャレンジする中小企業」 長期安定的な取引関係や労働市場の変化に対し、中小企業に求められる取組みにつ いて記述。 ◇ 「平成19年度中小企業施策」の概要 ○地域資源を活用した中小企業の新事業展開 ○事業再生に取り組む中小企業への支援 ○起業・再起業を促す環境の整備 以上3点を中心に、平成19年度において講じる施策を記述。 |
| ■ 2007年版中小企業白書の概要 |
| 第1部<2006年度における中小企業の動向> [ポイント] ○今回の景気回復期間が戦後最長となる中、中小企業の業況については一服感が見ら れる。今回の景気回復が設備投資と輸出主導である点、有効求人倍率や景況感等に おける地域間のばらつきが目立ち、地域の産業構造が景気回復と関連している。 ○中小企業の景況と企業規模間におけるバラツキにおいても、小規模企業における業況 は厳しい。 ○中小企業の財務状況は改善傾向にあるものの、ゼロ金利解除を受けて、中小企業向 け金利は上昇傾向にある。近年の原材料価格上昇や人件費の増大を転嫁できていな いことが、規模別のばらつきの原因となっている可能性がある。 ○開業・廃業の動向と小規模企業を取り巻く環境において、開業率が廃業率を下回る状 況が続いている。 ○中小企業の事業承継は、規模が小さくなるほど、社長交代が進まない傾向がある。 第2部<地域と共に成長する中小企業> [ポイント] ○景況感や雇用における地域間のばらつきが指摘される中で、それを克服しようとする中 小企業の動向を把握する。今回は、地域に特有の経営資源として、特産品や伝統的に 継承された製法、地場産業の集積による技術の蓄積をあげ、3類型を分析している。 ○中小企業の資金調達において、借入申込みに対するメインバンク側の反応は改善傾向 にある。しかし、小規模企業はメインバンクとの接触頻度の低下が著しく、取引満足度も あまり改善していない。そのため、メインバンクの変更割合は高い傾向にある。 第3部<経済構造の変化にチャレンジする中小企業> [ポイント] ○近年、企業間の取引構造は、長期的・固定的なものから、多面的なものへと変化しつ つある。製造業全体の取引構造は、従来の「系列取引」の概念を外れた独立型企業が 多く存在し、垂直取引以外にも様々な取引関係が存在している。 ○売上が増加している中小企業の特徴は、情報量に加え、安定した品質、技術交流に積 極的であるとの2点である。 ○正規雇用プロデューサー型人材(経営及び営業等マネジメント、技術リーダー等)は減 少しており、非正規スタッフの雇用が増加している。業況感の良い企業ほど、キーパー ソンとなる人材を登用する傾向に。 |
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