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2007年版ものづくり(製造基盤)白書のポイント
−海外生産が拡大する上で、国内生産拠点の役割は今後も増大、
計画的な人材能力開発が重要に−

 今年度白書の特徴は、世界的な景気拡大と我が国経済の回復の中で、製造業の生産も
堅調に拡大し、地域ブロック別工場立地件数も概ね全地域で増加を示した。しかし、海外と
の高まる産業競争において、従来の価値基準に加え「感性価値」の創造が重要であり、我
が国の技術的な強み等を活かし、他国の製品との差別化が必要であると指摘している。
 また、製造業の雇用は増加しているが、労働者の不足感は拡大しており、新規学卒の入
職者は低水準にある。中小企業の教育訓練投資は低調で、若年者の確保が困難な中で、
高い離職率が教育意欲を衰えさせるなどの悪循環が懸念される。こうした中で、女性人材
の育成、パートタイム労働者と正社員との均衡待遇の推進、キャリア形成の促進及び計画
的能力開発が重要であると指摘している。
 今後、ものづくり技術で世界をリードしていくため、ITを駆使した基盤技術の強化や先端計
測分析技術や機器の開発等を推進。また、地域の産業ニーズを踏まえた取組等を強化し、
新技術・産業を創出することとしている。さらに、教育現場における職場体験等を推進し、優
れた技術者、技能者を学校教育で活用することとしている。
■ 2007年版ものづくり白書の概要
1.グローバル経済下における国内拠点の強化に向けた課題と展望
 世界的な景気拡大と我が国経済の回復の中で、製造業の生産も堅調に拡大し、地域ブ
ロック別工場立地件数も全地域で増加している。こうした中で、
 @グローバル化に伴い、我が国製造業の対外直接投資が進展している。海外現地法人
  の売上が着実に拡大している中、国内生産拠点は、製品の開発、設計・試作、品質の
 確保、人材育成など、マザー工場としての機能を有し、海外生産が拡大する中でその重
 要性も増大している。
 A我が国の研究費総額や特許件数は高い水準を維持している。
  今後、研究開発の成果を事業化に結びつけていくためには、市場化を意識した産学連
 携等の推進が重要である。
 B事業活動のグローバル化の進展やM&Aの増加の中、技術の流出を防止するための
 技術管理を強化する必要がある。
 C高機能・高信頼性・低価格等の価値基準に加え、「感性価値」の創造が重要である。
 技術的強みを活かし、他国製品の差別化を推進する必要がある。

2.ものづくり人材育成環境の再構築
 景気拡大等に伴い、製造業における労働者の不足感は拡大している。こうした中で、
 @団塊世代の大量退職に独自技術の承継に問題を抱える企業は約5割で、高齢者を技
  能指導者として再雇用するとともに、各世代における人材育成の取組が必要である。
 A中小企業の人材育成姿勢は大企業以上に強め、企業の魅力づくりが重要である。
 B女性人材や正社員以外の人材育成に努め、キャリア形成の促進及び計画的な人材能
  力を開発し、派遣や請負など関係法令の遵守が重要である。
■ リンク
○経済産業省/白書・報告書
  
http://www.meti.go.jp/report/whitepaper/index.html

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