トップページ全鍍連からのおしらせ<鉛フリーはんだ試験方法のJISの制定


「環境JISの策定のアクションプログラム」
鉛フリーはんだ試験方法の
JISの制定の公表

  経済産業省は、15年6月20日付けで、主に電気機器、電子機器、通信機器などの配
 線接続及び部品の接続などに用いられる「鉛フリーはんだの試験方法」に関するJIS(日
 本工業規格)制定の告示を行った。
  続いて、16年3月31日付けにて、「環境JISの策定促進のアクションプログラム」を改
 定した。環境JIS策定中期計画に、新規テーマ41件を追加した結果、今後3年間を目処
 に標準化を進めていく標準化テーマの総件数は、217件、平成16年度中にJIS制定・
 改正を目指すものについては、85件を目標とする。
  計画の内容は下記によりご覧下さい。
  ◇
環境JISの策定に関するアクションプログラム04.03.31改訂版 PDF
◆ 鉛フリーはんだ試験方法のJISの制定の公表
  鉛を含有しないはんだ(鉛フリーはんだ)は、現行のすず−鉛はんだに代わる有害物
 質フリーの環境負荷低減化に対応した材料であり、新エネルギー・産業技術総合開発
 機構
(NEDO)の事業として、官民共同で行われた研究開発を基に規格化されたもので、
 経済産業省が平成14年4月に策定した「環境JISの策定促進のアクションプログラム」
 の方針に沿ったJIS制定の一環である。本JISは「エコセメントのJIS化」、「シックハウ
 ス対応の建材JIS化」に続く環境JISの第3弾となる。
         

  電気機器、電子機器及び通信機器の配線や部品の接続部には、各所に鉛とすずの
 合金であるはんだが使用されている。買い換え等により廃棄されるこれらの機器が、家
 庭廃棄物の鉛の大きな発生源と言われている。
 鉛は酸に溶けやすいため酸性雨に触れて溶出し、土壌や地下水を汚染する恐れがあ
 り、大きな環境問題に進展することが懸念される。これに関連して欧州では、有害物質
 規制(
RoHS)が、2006年7月1日より施行される。
  ここ数年、鉛を含有しないはんだ(鉛フリーはんだ)に関する研究開発は、世界的に大
 型プロジェクトの形で展開され、すず、銅、銀、亜鉛、ビスマスなどの組成の合金系の絞
 り込みが行われてきた。
 しかし、鉛フリーはんだの材料特性を的確に評価できる標準試験方法がなく、異なる試
 験方法を用いて評価したため適正な比較が行われなかった。そのため、特に基礎特性
 に関する標準試験方法の確立が強く望まれていたもの。

 なお我が国は、鉛フリーはんだ化に関する国際規格化で主導的役割を演じているISO
 (国際標準化機構)/TC44(溶接)/SC12(はんだ及びはんだ付用フラックス)関係
 者に本JISの概要を提案している。
 また、電気・電子分野の国際標準化機関であるIEC(国際電気標準会議)/TC91(電
 子実装技術)では、鉛フリーはんだを使用した実装の試験方法で現在3件の規格案が
 審議過程にあり、国際規格化状況を勘案してJIS化を進める予定である。

 (参考)規格概要
  日本規格協会 
http://www.jsa.or.jp/default.asp

  ○
JIS Z 3198 鉛フリーはんだ試験方法(第1部〜第7部)
   この規格は、主に、電気機器、電子機器、通信機器などの配線接続及び部品の
   接続などに用いる鉛フリーはんだの各種基本特性(溶融温度範囲、機械的性質、
   ぬれ性、および継手強度)評価試験方法について規定したもので、以下の7部に
   分かれる。
    第1部 溶融温度範囲測定方法
    第2部 機械的特性試験方法−引張試験
    第3部 広がり試験方法
    第4部 ウェッティングバランス法及び接触角法によるぬれ性試験方法
    第5部 はんだ継手の引張及びせん断試験方法
    第6部 
QFP リードのはんだ継手45°プル試験方法
    第7部 チップ部品のはんだ継手せん断試験方法

トップページにもどる│全鍍連からのおしらせにもどる│